広島に「日本卓球リーグ」の観戦に行き
戻ってきたら、
今度は体調を崩してしまいました。
というわけで、随分間が空きましたが
今回は 「価値観」について書きたいと思います。
子どもの頃の私は、
スーパーマーケットへ買い物に出かける母に、付いて行くことが好きでした。
なぜなら、
母は、
肉や魚や野菜の名前ばかりでなく
「旬のもの」や、
「新鮮さ」や「おいしい物」の見分け方を
教えてくれたからでした。
私は、
物知りになれることが
嬉しくて、
楽しくて、
友達に自慢できることが増え
それが「自信」というプログラム作りの一助になったと思われます。
また
母はよく、
同じように見える物を二つ買っては、その食べ比べもさせてくれました。
そして 違いはどこにあって、その違いをどのように感じるかの話し合いをしました。
日常
保護者との雑談の中でも「高い」「安い」の話題は、結構 登場します。
それが悪いと言っているのではありません。
例えば、
ただ、移動するだけなら交通手段の安い方が良いでしょう。
ただ、泊まるだけなら宿泊費の安い方が良いでしょう。
ただ、※※だけなら安い方が良いでしょう。
しかし
「A塾は、5教科も教えてくれて月謝が1万円だから 安い」
「Bは、一時間5千円だから 高い」
「○○遠征に行っても、何にも上達しない。ホント無駄遣いだった」
などのような知識や技術習得に関しては、金額の高い安いでは無いと思うのです。
高いから悪くて、安いから良いのでは無いと思うのです。
実は、上記のようなことを「高くする」のも「安くする」のも、
その人次第だと思うのです。
どのように思い どのように感じ
それらを今後、どのように活かすかで、
その価値はどうにでも 変わるのです。
また
金額の高低よりも
例えば 子どもにとってメリットの有無を
まず最初に考えるべきだと思うのです。
そしてメリットがあるようならば
そこで、次にコストパフォーマンスの対比を考えるべきだと思うのです。
私は、若い頃ゴルフに凝ったことがあります。
当時は、
ウィークデーによくゴルフに出かけていました。
そんな時、ある先輩にこのようなことを言われました。
先輩:「なぜ 君は、ウィークデーにゴルフに行くのかね? 日曜日にゴルフへ行けばいいのに、高い遊びをしているね」
私 :「いや 違うんです。 ウィークデーの方が安いんです。日曜日だとプレイ代が1万円ぐらい高くなるんです」
先輩:「君の会社で働いている社員さんの気持ち、取引先に対する、君のすべきことなどを考えてみなさい。一万円高い日曜日にゴルフに行った方が、実は安いのではないかな」
とても勉強になった一言でした。
目先の金額だけに捕らわれていた自分の程度の低さを、思い知らされました。
さて、
一般的には、限られた家計でのやりくりの中で、教育費などを捻出しなければいけません。
価値のあるお金の使い方をしないと、本当の無駄使いになると思います。
結果の出ない塾や習い事、浪費、意味の無い節約などなど
早々にリストアップしてみてはいかがでしょう。
次回は どこかで聞いたフレーズ
「結果にコミットする」にするつもりです。
価値観は、イコール個性と言えるほど人様々です。
だからこそ、親が子供に押し付けてはいけないものだと思います。
今は「価値観」の「か」の字も知らなくても、それを身に付ける年齢になった時の為に、いろいろな経験と広い視野を与えることが親の役目ということなのでしょうか。