私が小学4年生or5年生の頃だったと思います。
ある日、同じクラスの S君が テストで100点を取ったら、親から100円を貰えるという事を知りました。
S君ばかりでなく、クラスにそのような特権を持っている人が他にも数人いました。
結構 その頃の 流行だったのかもしれません。
そこで
シメシメ これは 良い情報を得たと思い、
家に帰り 早速 母にその話をしました。
すると いつものように
「お父さんに 聴いてみなさい。お父さんが良いって言えば あげます」
仕方なく
思い切って
父に
「当たって砕けろ!!」
私 「あの~ S君、知ってるよねえ。S君はテストで100点取ったら100円貰えるんだって」
父 「ふ~ん」
私 「僕も100点取ったら、100円欲しいんだけど ダメかなあ」
父 「そうか。それだったら・・・・お願いだから、100点取らないでくれ。」
なんと
親に「100点を取らないでくれ」と頼まれました。
更に 父は、
「S君の親は、S君が100点を取れば嬉しいのかな」
「お父さんは別にお前が100点を取っても、嬉しくもないから、それは無理だな」
「100点取って嬉しいのは、お父さんじゃない。100点取ってカッコイイのは、お父さんじゃない。お前じゃないのかなあ」と 言われました。
結局のところ、
強敵には 当たってはみたけど・・・・
やっぱり砕けてしまい、
その後も
例え
テストで100点をとっても、
絵や習字で金賞をとっても、
なんらかで1位になっても
「良かったな」とは、言ってくれましたが、
100円を貰える事は一切なかったです。
ただ
「お前なら 当たり前だな」という言葉を
付け足されました。
付け足された
「お前なら当たり前だな」という言葉が
結果的には100円貰うより
すごく嬉しくて
結構
今でも 忘れることができない
父とのエピソードの一つになっています。
次は 「どう思う?」を、書くつもり